住宅購入の諸費用節約術



まだある諸費用の項目

 

 

諸費用の項目はまだまだあります。次は固定資産税の清算金です。固定資産税は1月1日時点の所有者に1年分課せられるので、あなたが6月1日時点で所有するのなら、6月1日から12月31日までの分の固定資産税を前の所有者に払う必要があります。1,000万円で土地を買う場は、1,000万円×0.6×1.4%=84,000円です。

 

水道加入金は、その土地に水道が来ていなくて、引き込み工事をする場合に必要になります。管轄の水道局によって料金は異なるようです。同様に排水負担金もあります。他には境界基礎工事約15万円くらい、収入印紙代などもあります。

 

ここまででおおよそ90万円の諸費用が必要です。しかし土地を購入するだけの費用です。住宅ローンを借りる時の諸費用もあります。

 

それは住宅ローン融資事務手数料で、定率型と定額型があります。定率型は住宅ローンの借り入れ額×手数料率で計算し、定額型は住宅ローンの借り入れ額に関係なく一律でかかります。住宅ローンは借り入れ額によって融資事務手数料が変わります。ちなみに定率型と定額型は手数料の額に大きな差があります。

 

住宅ローンの保証料は、住宅ローン返済できなくなった時に備えた費用です。その時は保証会社が銀行へ住宅ローンを弁済します。住宅ローンの保証料は一括払いと金利上乗せ払いがありますが、一括払い方式の方が有利になります。

 

土地購入、着工金の時から住宅ローン融資が必要な場合にはつなぎ融資となります。ここでも手数料と金利がかかります。フラット35を扱う優良住宅ローンなら、1回につき54,000円+融資額の0.4%が手数料となっています。

 

他には、火災保険料、適合証明書発行手数料、団体信用生命保険料があります。ここでの項目だけで約120万円かかります。前項と合わせると200万円オーバーです。