諸費用込みの計算

住宅購入の予算は、全ての諸費用込みで計算しなければなりません。節約術の前にまずコレです。せっかくのマイホーム購入なので、後で住宅ローンの支払いに追われ、ギリギリの生活にならないようにしたいものです。
キャッシュフロー表を作成し、マイホーム購入に充てる予算も充分計算していると思いますが、その予算を全部土地や建物に回してはいけないのです。まず予算の中から諸費用でかかるお金を差し引き、残りで土地と建物を買いましょう。
キャッシュフロー表を作成し、住宅購入の予算が3,000万円だったとします。この3,000万円から諸費用を概算で15%引いて、残った金額で土地と建物を選定しましょう。つまり3,000万円の85%で2,550万円です。この範囲内で家を建てるようにすれば、まず予算オーバーにはならないでしょう。
さて、その諸費用ですが、一口に諸費用と言っても、多くの項目があり、支払うタイミングもバラバラです。そこで、項目に分けて整理します。
最初は土地購入にかかる諸費用です。項目は所有権移転登記・地目変更登記・抵当権設定登記となります。
所有権移転登記は、土地の所有権は自分にあると公的に認めてもらうためのものです。司法書士への報酬は4?5万円程度です。
地目変更登記は、家を建てる土地が、今まで家を建てられない地目であった時に宅地などに変更する際の費用です。司法書士への報酬は3?4あたり万円でしょう。
抵当権設定登記は、土地購入に住宅ローンを利用する時の登記です。司法書士への報酬は5?10万円あたりですまた、土地の仲介手数料がかかる時があります。価格が400万円超なら、「土地価格×3%+消費税」です。